にわかログ

16年来のジャニオタがある日突然Snow Manに転がり落ちてからの日々を綴るTwitterにて呟いた長文アーカイブ用のブログ

嵐の活動休止直前にして今思うこと

2020年12月31日 14:47のPrivatterより

 

嵐さんの活動休止を迎えるにあたって、自分の今思ってることを書き残しておこうかなって思って、いつも以上にだらだらと書きます。

 

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私の中で嵐に対して一区切りつけるのはこれが初めてではなくて、初めての時に凄く葛藤したからか、今はとても晴れ晴れとした気持ちですらあります。

 

2004年の11月にベストアルバム『5×5』を買ったことから私のジャニオタ人生は始まりましたが、それから程なくして友人が他のジャニーズグループにハマった影響もあり、嵐を好きになってからそう時間を空けずにいわゆる『事務所担』状態に至りました。
その時々で色んなグループに興味を持ったし、コンサートや舞台も色々観に行きました。でも私の中でいつだって一番は嵐でした。

 

それが揺らいだのが2012年。

 

2007年のデビューからずっと応援していたHey! Say! JUMPが、メンバーが減ったりレギュラー番組が無くなりかけたり(結局その後無くなった)、4年後にデビューした後輩グループにあっさり(いろんな意味で)追い越されたり、何かとにかくピンチだった。だけど、私がデビューの頃からずっと思ってた「これだけ大所帯なんだから、それを武器にしてバチバチに踊るグループになって欲しい」という願望が形になってきたのが見えたのもこの頃で。(私は『Beat Line』にJUMPの本気を見た) 今JUMPのことを一番に応援しなかったらきっと後悔すると思いました。
一方の嵐は、10周年(2009年)を越えたあたりから新しいファンが一気に増えて、コンサートの雰囲気も変わったしチケットも取りにくくなってきた実感があって、「私が応援しようとしまいと、今の嵐には何も影響しないんだろうな」って思うようになっていました。
それでもこれまで約8年間「嵐は一番で特別」だと思ってきたのを覆すことに抵抗があって、そもそも興味無くなったんじゃなくて今もめちゃくちゃ好きだし、だけどそれと同じかそれ以上に好きな存在ができちゃったんだからどうしようもなくて。

 

そんな葛藤を抱えながら迎えた2012年9月。

 

国立競技場での『アラフェス』に参加して、めちゃくちゃ楽しかったんだけど、ふとした拍子に「昔はこの曲のダンス、もっと揃ってたよな…。もう忙しいんだから振りを揃えることにそんなに時間費やせないよね、仕方ないよね」って思う瞬間があって。
その2日後に京セラドーム大阪でJUMPの『SUMMARY2012』を観て、生の『Beat Line』を観て「今の私が一番観たいものを見せてくれるのはJUMPだな」って思うしかなかったのです。
この日から私の中の一番はJUMPになった。本当はもっと以前に一番は入れ替わっていたのかもしれないけど、それを自分で認めるしかないと思ったのがこの日でした。

 


余談ですが、見透かされてるみたいで恐ろしいことに、この年のツアーから3年連続で嵐コンのチケットは取れなくなりました。それもあって「チケット取れないってことは、私というファンは居なくてもいいよってことなんだな」って事実を突きつけられたようでちょっと辛くなったりもして。
チケットが取れないことだけが理由ではないだろうけど、一緒にコンサートに行っていた友人が嵐のファンクラブをやめたのもこの頃だったように記憶しています。

 

もう一つ余談ですが、私はJUMPコンのチケット運がとにかく無くて、10公演くらい申し込んでも1公演しか取れないとか1公演もチケット取れないとかがしょっちゅうで、何か事務所の恨みでも買ったかなと思うレベルです。
嵐もJUMPもチケット取れないしV6は2~3年に1回しかコンサートやってくれないし、おかげで自然とジャニーズに対して心の距離が生まれてしまったように思います。
JUMPの10周年の時も1公演しかチケット取れなくて、ついでに10周年という記念イヤーだけどその気持ちを分かち合えるファン仲間が居る訳でもなく、あの辺りから『ファンクラブに入ってるけど気分は茶の間ファン』という心持ちになっていった気がします。

 

ちょうどその頃(2017年夏)に友人から勧められたソシャゲにハマったのは、確実に心に隙間が生まれていたからです。
そのハマったソシャゲというのが、バーチャルライブとか2.5次元ステージとかを展開しているジャンルだったので勧めてくれた友人と一緒にその現場に足を運ぶようになったのですが、そこで改めて「現場って楽しい! 一緒に現場に行って感想言い合える友達が居るのはもっと楽しい!」ってことを実感しました。
あとは、「やっぱりジャニーズって凄いな」って、ジャニーズ以外の現場を目の当たりにすることで再発見することもいっぱいありました。だから、一緒にコンサート行く友達居なくてもやっぱり私はこれからもジャニーズの現場に行くんだろうなという確信も得ました。(チケット取れないけど)

 


嵐に話を戻して。

 

いつだったかははっきり覚えていないのだけど、何となく2013年頃からかな? それまでは最新シングル曲が一番好きだったのが、そうでもなくなってきている自分に気付いて、「もう自分は現役の嵐ファンではなくて、元嵐ファンになってしまっているのかな?」と思うことがありました。
だけど、そんな状態が続いたある時にDVDにダビングしていた嵐の昔のレギュラー番組を観たらめちゃくちゃ面白くて、その時に「これは『昔これ好きだったな~』という感覚ではなく、現在進行形としてこの時代の嵐が好きなんだな」ってことに気付きました。考えてみたら、最新シングル曲を一番だと思えなくなってしまっても、2003年~2010年頃の曲は『昔好きだった曲』ではなくて『今現在の私がめちゃくちゃ好きな曲』のままで、自分は5周年~10周年頃の時代にとらわれ続けている嵐ファンなんだなって思いました。

 

そう思うとまた複雑で、嵐のことが好きなんだけど、楽曲的には10年も以前の時代が好きで、それって今も次々に新しい曲をリリースして前に進んで行っている嵐さんに対して失礼なような気がしてきて。
最新の嵐さんに付いていけない訳ではないけど、「無理して付いて行かなくてもいいのかな」って思っている自分も居て。

 


そんな心境の中で発表された2020年末での活動休止。

 

自分でもびっくりするくらいあっさりと「そうなんだ」って受け入れられた。
あと、ちょっとだけホッとした自分も居た。
「無理して付いて行かなくても…」って思っている時点で、嵐さんに付いて行くことは私にとってはちょっと『無理する』ことが必要になっていて、でも『あと2年』って期限を区切ってくれたら無理できるなって思いました。

 

活動休止の発表の翌日に発表された嵐史上最大規模のドームツアーは、7年ぶりくらいに『第4希望:いつでもどこでも良い』で申し込みました。
『いつでもどこでも良い』を選んだら、当選したとしても高確率で平日の札幌ドーム公演になるだろうことは分かっていたけど、あと2年しか無いなら無理できると思ったから。
結果、札幌ドームの日曜公演が当たり、人生で初めて1人で北海道に行きました。これは無理して本当に良かったなって今でも思います。

 

活動休止を発表したことで、嵐さんたちがこれまでを振り返る発言をする機会が増えたことも私にとっては嬉しいことでした。
大野さんが「あの頃が一番楽しかった」って言ったのが私も嵐ファンとして一番楽しかった頃のことで、今も嵐が好きなんだけど周囲の勢いが凄過ぎて訳分からなくなっちゃうのは大野さんも一緒なんだなって思えたことに救われました。
翔くんが札幌ドームで「この札幌ドームに集まってくれているのが北海道の人だけじゃないって、全国から、世界中から来てくれてる人が居るってこと、僕たちはちゃんと知ってます」って言ってくれたことも、地元ではコンサート開催なんて絶対ありえない地方民の心を救ってくれました。
今年、2013年以来の『アラフェス』を開催してくれて、ファン投票で選ばれた人気上位曲のラインナップを見て「なんだ、みんなも私と同じ時代の嵐の曲のこと大好きなんじゃないか」って思えたのも、本当に本当に嬉しくて救われました。
私なんかがファンなんて名乗ってはいけないのではという不安が少しは軽くなりました。

 


あと、嵐の活動休止の発表から今日までの約2年間で自分にとって一番大きかったのはSnow Manというグループを好きになったことです。

 

私はジャニオタになるよりも以前からネット上で日記とか感想とかを発信していて、嵐にハマったその日のこともパソコンのデータを探したらどこかに記録してあります。それをしなくなったのが先述のソシャゲにハマった2017年頃で。それから約3年は、自分の考えを発信することも、他のファンの言葉を読むこともしていませんでした。
それがSnow Manにハマって、Twitterでファンの人たちの声を目にするようになって、自分でもTwitterを始めて感想を発信するようになって、久しぶりにジャニオタやってて楽しいなって心底思いました。

 

基本的にTwitterではSnow Manに関する話題を出そうと思っているし、フォローしているのも公式アカウント以外はSnow Manのファンの方ばっかりなんですが、中にはSnow Manと嵐のかけもちの方もいらっしゃって。
そういう方が嵐の話をしているのを目にしたり、嵐ファンじゃないけど活動休止前の嵐のことを話してくれる方も居たりして、そういうのを読むと嵐に対する『好き』が深まっていったように思います。
きっとTwitterやってなかったら、活動休止を迎える2020年12月31日にこんなダラダラとした論文を書こうなんて思わなかったし、そしたら何となくぼんやりと嵐の活動休止を迎えていたんだと思います。

 

Snow Manを好きになった当初、私は以下のように書き残しています。(固定ツイートより引用)

 

V6を好きじゃなかったら恐らくSnow Manまで辿り着かなかったし、嵐を好きじゃなかったらファンになる前にスノストが揃って『嵐にしやがれ』に出演した録画映像を繰り返し視聴してメンバーの顔と名前を覚えることもなかっただろうし、私がSnow Manを初めてまともに認識した『RIDE ON TIME』という番組を知ったのだってJUMPが出るのをチェックしたのがきっかけだったし(面白くて継続視聴していた)、衝撃は唐突に訪れたけれど、16年間私が好きだったものを積み重ねた先にSnow Manは待っていたのだな。

 

嵐を好きになったことから始まった私のジャニオタ人生は、全部がそれまでに好きだったグループから新たに好きになるグループに繋がっています。
そんな、私にとっての全ての始まりの嵐だけど、ここに来て嵐のことを好きだって再認識するきっかけになったのが、一番最近好きになったSnow Manというグループだっていうことが、自分の中ではキレイに繋がっていて、勝手に感慨深くなっています。

 


まるでこれで最後みたいに書き綴ってきたけど、私は別に最後とか思っていません。
活動休止発表後すぐに二宮さんが言った言葉がずっと心の中にあるので。
「皆さん最後みたいに言うけど、終わる訳じゃありませんから。私たち一生嵐ですから」
活動休止して、このままずっと休止が続いて再開することが無かったとしても、嵐が一生嵐で居てくれるのなら、それだけで私は充分です。

 

ひとまずは、嵐が5人揃った姿をリアルタイムで観るのは今日の夜のライブで見納めですね。
多分私は、泣いたり悲しんだりはせず、いつも通りに最高に楽しい嵐コンを満喫してお別れすると思います。
16年間、ずっと全力だったとは言えないけどずっと好きでいさせてくれて、本当にありがとうございました。