にわかログ

16年来のジャニオタがある日突然Snow Manに転がり落ちてからの日々を綴るTwitterにて呟いた長文アーカイブ用のブログ

私が観た3回の『JUMPの本気』

2021年4月10日 23:31のプライベッターより

 

『Hey! Say! JUMPの配信ライブ『Fab! -Live speaks.-』を2公演観終えた時点の大まかな感想』を書いていたら、この話を書かないわけにはいかなかった。

 

 

数日前の脱退発表の時には出ていく圭人くんに向けての気持ちを書きましたが、今日は残る8人について書きたいと思います。

 

私は『JUMPの本気』を今までに3回見たことがあります。

 

1回目はメンバーが9人になった時のSUMMARY。
そもそもサマリーは毎年とんでもなく追い込まれた状況でやっていたのでいつでも本気だったんでしょうが、やはり公演初日直前で9人になってそれでもこれまで以上に最高のものを見せようとしていた姿勢は本気以外の何物でも無かったなと今でも思います。
特に『Beat Line』でこれまでと明らかにレベルの違うダンスを見せてきた時は、「これからはこの路線で行く!」という力強さを感じました。

 

2回目は圭人くんが留学のために活動休止して8人で行った初めてのツアー、SENSE or LOVE。
実はこのツアー、全落ちしたので私は参加していません。なので随分後に映像作品化されてから初めて観ました。

『SENSE or LOVE』というアルバム自体、リリース当初はあまりピンときていませんでした。
ジャニオタになって以来初めて『ジャニーズ以外に楽しいと思えるコンテンツ』に出会った時期にリリースされたアルバムで、JUMPのアルバムを初めてフラゲ日に買いませんでした。数日遅れで買って聴いてからも、『BANGER NIGHT』のPVはめちゃくちゃカッコイイけど曲構成はあまりまとまりが無いなという印象でした。その上ライブにも行けないことが確定したので、リリース当時はあまり聴いていませんでした。でもしばらく時を置いてから聴いてみたら、聴く度に好きになる中毒性のあるアルバムでした。今でもJUMPのオリジナルアルバムの中で1・2を争うくらいに好きなタイトルです。

ということで参加できなかったツアーは円盤化されたら早々に購入して観たのですが、語弊を恐れずに言うなら、「今までで一番好き」だと思いました。曲構成も演出も見事に纏まっているし、PVでも最高だった『BANGER NIGHT』をライブでも一切の手抜かりなくバチバチに踊ってくれるし。
それを観て感じたのは「まだ圭人くんが休みに入って数ヵ月でこのクオリティのライブを8人で作って、果たして再び9人に戻ることなんて可能なの?」ということでした。

圭人くんは海外で勉強してJUMPに還元できるように頑張ると言っていて、その間JUMPは8人で活動していくんだと言っていたけど、休んでいるメンバーを待つことでグループとして停滞して欲しくはないなと思っていました。
だけど8人での『BANGER NIGHT』を観た時から薄々と気付いてはいたけれど、「この人たち、圭人くんの戻ってくる場所を空けて待っておくなんて生ぬるいことをするつもりは一切無いんだな」って確信しました。「お前がグループに穴を空けてでも外で勉強して成長したいって言うなら、その間俺たちはお前以上に成長してやるから、それに追いつけるくらいにレベルアップして帰ってこい」ってことなんだなって思いました。

だからこの時に私は『JUMPの本気』を見ると共に、圭人くんはこのままJUMPには帰って来ないかもしれないという可能性を強く感じるようにもなりました。今のレベルのJUMPに圭人くんが合流できる姿を想像できなかったのです。

 

そして3回目のJUMPの本気。それが今回の配信ライブ。
圭人くんが活動休止してからの2年以上の間8人で活動してきた訳だけど、あくまでもそれは「本来9人のHey! Say! JUMPが今は8人で活動している」という姿でした。それが数日前に圭人くんの脱退が発表されて、「これからはこの8人がHey! Say! JUMPなんだ」という決意表明のパフォーマンスをファンに見せてくれたのが昨日からのライブ。

10人から9人になった時は、『1人欠けた』って事実を凄く感じました。それはダンスのフォーメーションで不自然に空いたスペースだったり、必死に9人でJUMPというものを形作ろうとする姿勢だったりに表れていたように思います。
だけど今回の8人のパフォーマンスは一切の隙を感じなかった。完全に8人で完成された世界だった。
その一切の未練を感じさせない有様が、10年の時を経てまたメンバーが減ってしまうという経験をする彼らのこれまで積み重ねてきた経験値と、この2年あまりの間8人で磨き上げてきたJUMPとしてのパフォーマンス力に裏打ちされていることを強く感じさせられました。

数日前に言った「圭人くんにはひたむきにその道を進んで欲しい」という言葉に嘘偽りは無いものの、私はやっぱりJUMPのファンなので、JUMPを離れる圭人くんよりもJUMPであり続ける8人のことを応援します。
配信ライブ3日目の明日も、そして正式に圭人くんが脱退して8人になる明後日からも、これからもきっとJUMPは私の観たいと思うパフォーマンスを見せてくれるのだと強く信じています。