にわかログ

16年来のジャニオタがある日突然Snow Manに転がり落ちてからの日々を綴るTwitterにて呟いた長文アーカイブ用のブログ

Snow Manのメンバーそれぞれのパフォーマンスの見(魅)せ方の違い

2021年3月7日 22:03のツイートより

 

Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.』のDVD/BDの初回盤に収録されているマルチアングルLIVE映像を観ながら、それぞれのメンバーのパフォーマンスの見(魅)せ方の違いがおおまかに3パターンに分類できるなと思ったので、そのことについて書きます。

 

最初に断っておきますが、私はダンスに関して全く造詣が深くありません。明らかに下手でなければ「みんな上手だな~」って思うレベルです。
なので今から書くのはダンスの技術ではなく、歌・ダンス・仕草・表情・カメラアピールといった『アイドルとしてのパフォーマンス』についての話です。

 

マルチアングルは収録されている順に視聴しましたが、4番目にあたる渡辺くんのパフォーマンスを観ながらあれこれ考え始めてしまいました。
渡辺くんのマルチアングルを観て早い段階で感じたのは「この人は決まった動きに忠実なパフォーマンスをするんだな」ということです。

 

直前に通常盤の本編映像(配信された映像)を観て、「しょっぴーはソロパートでカメラに抜かれるところが確実にカッコイイのが凄いな~」と思っていたのですが、正面からカメラに抜かれていない時はこんな感じなんだなとマルチアングルを観て思いました。

 

いわゆる決め所で確実にカッコイイのも狙ってやっているというよりは感覚的にやっているっぽくて、逆に決め所じゃなくてもどこを切り抜いてもフラットなかっこよさがある人だなと改めて感じました。

 

カメラに向かってアイドルらしいことをやるのがSnow Manの中で一番苦手なのは渡辺くんだと思います。(マルチアングルを観て改めて確信しました)
狙ってアイドルらしいことをしなくても歌唱力と歌い方(歌っている時の表情)だけで魅せてくる渡辺くんのポテンシャルは素晴らしいなと思いました。

 

この渡辺くんのパフォーマンスと対照的だなと感じるのが、阿部ちゃんのパフォーマンスです。
阿部ちゃんはいつどの瞬間をどの角度から切り抜いても100%アイドル。1ミリも隙がありません。あとカメラに対する嗅覚が鋭い。(どんな遠景でもカメラ目線をくれる)

 

今回は無観客の配信ライブだったので、配信用カメラに映っていない部分は視聴者には全く伝わらないんですが、実際に客席が埋まったライブだと観客はあらゆる角度からステージを観ています。そんな、全方位からファンに観られているという感覚が阿部ちゃんは強いのだと思います。

 

私はライブでは特定のメンバーをひたすら見続けるのが好きなので、コンサートに行くといつもそのような楽しみ方をしています。もしSnow Manのコンサートに行けることがあったら、その対象は確実に阿部ちゃんなのですが、阿部ちゃんならきっと後ろ姿を観ていても楽しいのだろうなって思いました。

 

その次は目黒くんの順番なのですが、目黒くんは渡辺くんと近い印象です。
フラットでどこを切り抜いてもかっこ良くて、でも決め所は外さない感じ。渡辺くんよりは表情が柔らかくて笑ってる場面も多い印象だけど、狙って笑顔を見せてるんじゃなくて自然に出てきた笑顔って感じ。計算を微塵も感じない。

 

そして目黒くんのマルチアングルを観ながら「目黒くんとしょっぴーのパフォーマンスの出力の仕方が近いとするなら、阿部ちゃんに近い出力をする人はあの人だな」と途中から若干次に意識が向いていました。

 

ということでお次は宮舘くんです。
この人は確実に阿部ちゃんと同じタイプ。どの瞬間もどの角度からも一切隙が無い、100%アイドル。
出展を忘れてしまったのですが、かつて宮舘くんは「どの立ち位置でもセンターのつもりでパフォーマンスしている」と発言していたように思うのですが、まさにそれ。

 

ここまで2パターンの傾向で考えていたのですが、最後の佐久間くんがどう考えてもどっちにも当てはまりません。
渡辺・目黒パターンが集中砲火型だとすると阿部・宮舘パターンは均等出力型だと思うんですが、佐久間くんは『ずっと高火力』って感じ。

 

そして前述の4人はある程度考えて火力調節しているんだけど、佐久間くんは多分ほとんど考えてない。とにかく出せるだけ出し切ろうって感じです。
ちなみにラウールくんもこのタイプ。何ならラウールくんは佐久間くん以上に計算度外視で動いてる感じがします。

 

考えて動いてるんじゃないから、さくラウはビジュアルコメンタリーで自分の映像を観た時に客観的に自分を観て恥ずかしくなったり「こんなことやってたっけ?」って言ったりするのだと思います。一方だてあべは、ほぼ100%考えて動いてる=そもそも俯瞰で考えてるから、自分の映像を観てもとても冷静。

 

この感覚的なものをもうちょっと分かりやすく数字で説明してみます。

 

めめなべは平時時速50キロで走ってて、瞬間的に100キロまでアクセル踏み込む感じ。
一方だてあべは安定して時速80キロで高速走行してて、決め所では100キロ出す。
同じ時速100キロでも普段の速度が違うから、緩急の差にやられるのがめめなべで、安定したアイドル性にやられるのがだてあべ。

 

さくラウはずっと時速100キロで走っててたまに120キロとか150キロとか出す。
そのうちエンジンが火を噴くんじゃないかとハラハラするけど理屈抜きでめちゃくちゃカッコイイ。(佐久間くんはたまに80キロくらいに出力落とす時もあるかな、って感じもする)

 

岩本くんはめめなべとだてあべの中間な感じがするから、平時時速60キロで決める時は一気に100キロまで踏み込む感じかな?
2組の間だけど65キロではなく60キロなのは、「一般道を走ってると思ったらいつの間に高速道路だったの?!」感があるから。(※一般道は制限時速60キロまで)

 

康二くんは難しいんだけど、平時時速60キロで、踏み込んでも90キロって感じかな?
今回のマルチアングルは『Cry out』『君の彼氏になりたい』『Ⅸ Guys Snow Man』の3曲だったけど、この3曲の康二くんは「無理に100キロ出してハンドル操作誤るよりも確実に90キロでいこう」ってイメージなんですよね。

 

個人的には『康二くんが100キロ出せる得意分野』って可愛い曲や明るい曲だと思っているので、解釈違いは大いにあると思いますが、私は「向井康二の魅力はこのマルチアングルではまだまだ伝わらないぞ!」って思っています。今後、可愛い系の曲のマルチアングルもあることを期待してます。

 

ふっかさんもめめなべと似てるんだけど、2人ほど緩急を感じないんですよね。時速50キロで走ってるんだけど、気が付いたら80キロになってる感じ。急加速じゃなくて徐々に加速している。それで時々100キロまで加速したと思ったら、あっと言う間に50キロまで減速してるの。加速は徐々になのに減速は急。

 

全然上手く表現できなかったのだけど、言いたいのはアイドルとしての優劣ではなくて、「それぞれこんな違いがあって面白いな」ってことです。
私が好きなのはだてあべのタイプだけど、他のタイプが好きな人も居ると思うので、「私が好きなのはこのタイプだな~」って考えて貰えたら嬉しいです。

 

余談ですが、舘さまと阿部ちゃんは出力のバランスは同じタイプだけど、その表出されるものは結構違うと思います。
阿部ちゃんは顔とか仕草といった『表情』、宮舘くんは指先や爪先まで研ぎ澄まされた『表現力』がそれぞれ特に素晴らしくて、一切の妥協が無い感じがします。

 

あと、自分の見え方・見られ方を100%計算できるアイドルとロング丈の衣装の親和性がめちゃくちゃ高くてカッコイイなって思います。
阿部ちゃんのフード使いが上手いのは以前から思っていたけど、マルチアングルを観て、舘さまも阿部ちゃんも衣装の裾捌きまで計算して動いている感じがしました。

 

--------------------


途中の康二くんのパフォーマンスに関する部分で、言葉足らずだったり考察不足だったりしたなと思ったので追記しました。

niwaka-snow.hatenablog.com