にわかログ

STARTO ENTERTAINMENTのアイドルを愛好するオタクが、ある日突然Snow Manに転がり落ちてからの日々を綴るTwitter改めXにて呟いた長文アーカイブ用のブログ

私はこうやってネームうちわを作ってます

10年以上使っているJUMPコン用うちわがかなり劣化してきたので作り直しました。
ついでに写真を撮ったのでブログに載せておきます。たまに自作うちわについて聞かれた時に「写真があれば」と思うので、そういう時のための記録です。
特別なことは何もしていません。

 

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【材料】
・黒うちわ
・カッティングシート(裏がシールになっているカラーシート)

 

【道具】
・はさみ
・カッター
・のり(テープのりが使いやすい。両面テープでも可)
・カッターマット

 

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1.型紙を用意する

ネットでテンプレートを配布してくれているサイトのものを活用するのがお手軽なんですが、今回は自分で作りました。サイズはA4横。
縁取りのある文字が好きなので、文字用と縁取り用の2つの型紙を用意してます。(しかし画像の縁取り用型紙は縁取りが細過ぎて後の作業が難しかったので、以下の作業ではもっと太いものにしれっと差し替えてます)

 


2.カッティングシートの裏に型紙を貼る

最終的に型紙は剥離紙と一緒に剥がして捨てるので、大雑把にのり付けしてます。
スティックのりだと塗っている途中で乾いてきてしっかり貼り付けられないし、水のりだと型紙がフニャフニャになるので、テープのり(または両面テープ)が一番しっかりキレイに貼れます。

 


3.型紙に合わせてカッティングシートを切り抜く

左が型紙に合わせて切り抜いたもの、右が裏返したものです。

 


4.縁取りのカッティングシートの上に文字のカッティングシートを貼る

縁取りが太いと多少ずれても気になりません。
パーツが細かく分かれる文字の時も縁取りが太いと配置しやすいです。

 


5.4をうちわに貼って完成

 

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【余談】

直線の多い文字だと、ものさしを当ててカッターで切るだけで簡単にキレイに作れるので、初心者は取り敢えず直線的なフォントを選ぶことをオススメします。
今回作った『裕翔』は直線が全く無いので全てフリーハンドで切りました。疲れた。

 

この『流星』と『阿部ちゃん』は、文字パーツだけだとかなり細かく分かれるので(『流』は7片、『阿』『部』はそれぞれ3片)、これを直接うちわに貼り付けると高確率で配置がアンバランスになるんですが、縁取りがあることでバランスよく配置できます。
今回作った『裕翔』のようにできるだけパーツが分かれないフォントを選んだり、太めの縁取りを付けるようにすると、配置で失敗することは無くなるのでオススメです。(フォントによっては『裕』は5片、『翔』は3片に分かれます)

 

有志の方が無料配布してくれているうちわ用型紙は割と上記のこと(直線多め、パーツ少なめ、縁取りあり)を考慮して作ってくれている気がします。ありがたいですね。
難点があるとすれば、『阿部ちゃん』うちわを作る時に無料配布の型紙を探したけど『亮平』しか見付からなかったことです。私は、普段自分が呼んでいる呼び方でうちわを作りたかったので、この時は型紙を自作しました。

2~5の作業は1~2時間でできるんですが、型紙を自作するのって何だかんだで1~2時間かかるので、有志の方の無料配布って本当にありがたい…。

 

岡田准一写真展『Guys 俺たち』感想と覚書

岡田准一写真展『Guys 俺たち』を観に行った。

そこに展示されているのはV6が写った写真だったけど、それを観て「かっこいい」とか「可愛い」という感情はほとんど湧かなかった。
最初に思ったのは「そうか、岡田准一の目から見たV6って5人なんだな」ということだった。

これを『V6の写真展』と思ったら「岡田くんの写真が少ないな」と感じたのかもしれないが、『岡田准一から見える世界』なんだと思ったら不思議と誰よりも岡田くんの存在を強く感じた。
「岡田くんから見る5人ってこんな雰囲気なんだな」「岡田くんを見る5人ってこんな表情なんだな」と思って、その一端を見せてくれたことが嬉しかった。

写真を1枚ずつ観るごとに、V6としての最後の時までメンバーにしか残せないV6の姿を写真に収めようとシャッターを切り続けた岡田くんに対して改めて感謝の念が生まれた。
一方で最後のライブの後の写真を撮ることをプロカメラマンの上田義彦さんに任せるという判断をしてくれたこともありがたいと思った。
「最後は自分もV6の一人として」と思ったから任せることにしたという言葉が無性に嬉しく感じられた。

上田さんの写真は本当に素敵だった。
岡田くんが撮ったのがV6の『オフ』だとするなら、上田さんの写真はV6の『オン』の姿。
V6としてファンに向けての最後の表情は、みんなどこか清々しさを感じた。

写真展会場の途中で、岡田くんへのメッセージを書いた付箋を壁に貼れるコーナーがあった。
『26年間V6でいてくれてありがとう』
一番太いペンでそう書いた。それ以外の言葉は浮かばなかった。
書いた後で「これって岡田くんへのメッセージじゃなくてV6へのメッセージだな」と気付いたけど、まあいいかと思って壁に貼ってきた。


写真展で写真集を購入した。
通販があったこともあり、ほとんどの入場者は既に購入済みだったのか、会場で写真集を購入している人はあまり居なかった。
私も元々は通販を利用するつもりだったが、東京での写真展に続いて大阪での開催が決まり、大阪なら足を運ぶことができそうだったので通販の利用を見送っていた。
写真集よりも先に、岡田くん自身が作り上げた写真展会場でその写真を観たかったから。

写真展の3日後、写真集を開いた。
最初のページを捲って『俺たち』というタイトルを観た時に、「『俺』とは岡田くんのことで、『たち』は5人のことで、この3文字に『岡田准一から観たV6の姿を収めた写真』という意味が込められているんだな」と、写真集および写真展のタイトルの意味深さについて改めて気付かされた。

写真集も写真展も、ファンのためでも岡田くん自身のためでもなくて、5人のためのものなんだと私は感じた。
岡田くんが5人に向けて「俺たちはこうだったよね」と、25年積み重ねたものを改めて確認して、6人がV6でなくなってもずっと残るものとして形にしたのが、あの写真の1枚1枚だったのかなって。
それをファンにも見せてくれたのが、写真集であり写真展だったのかなって。


V6を応援してきて、ずっと忘れられない岡田くんの言葉がある。
「最近、人は死ぬ時に誰か5人が自分のことを覚えていてくれたらそれでもう幸せなんだって読んで、俺もうそれ叶ってるんじゃないかなって思った」というニュアンスのことを、デビュー10周年の2005年に放送されたテレビ番組で話していた。
彼らが一生V6で居てくれるだなんて思っていないけど、お互いに一生忘れるはずがない存在だと確信を持っているんだなと感じたことを覚えている。
今回の写真展や写真集は、その一生忘れることのない彼らの関係を可視化してくれたものなのかもしれないなと、ぼんやりと感じた。


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【個人的に好きだった写真】

一番グッとくるものがあったのは、たった1枚だけあった代々木体育館での写真。
セットの組まれていないアリーナに6人が立った姿に、無観客配信になった20周年のコンサートを思い出し、そして代々木で立ち会った数々のコンサートのことを思い出した。


『僕らは まだ』のPV撮影が行われた砂浜での写真も印象的だった。
アイドルと海岸と言えば『青い空と青い海と白い砂浜』なイメージだけど、曇天と灰色の海と鈍色の砂浜。でもそれが妙にV6に似合っている気がした。
テンプレート通りな爽やかな風景の中でアイドルスマイルを見せてくれるのも最高だけど、くすんだ色合いの風景の中で素の表情を覗かせるV6の存在がとても尊いものに感じられた。

アイドルグループを26年も続けることはきっと簡単なことじゃなくて、6人がそれぞれV6であろうとしてくれたから彼らは26年間V6だったんだと思う。
だけど、無理して「そうあろう」としなくても、6人で居るだけで自然とV6になっている空気があの砂浜の写真から感じられた気がした。

この気持ちを忘れたくなくて、この砂浜で6人並んで笑顔もなく写ったフォトカードを物販で買った。


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【覚書:写真展の様子について】

・1時間ごとに約50人ずつ入場
・入口で1組ずつチケットを提示し、係の方から説明を受け、スマホをカバンに仕舞ったら記念品を渡されて入場できる(この手順に時間が掛かるため、入場者ごとの入場間隔が空き、会場内をスムーズに観られるのがとても良かった)
・岡田くんの写真展示室は大きく2つに分かれていて、他に上田義彦さんが撮影した写真とその写真で着用したコンサート衣装が飾られている部屋、岡田くんへのメッセージ付箋が壁に貼られた部屋、コンサートの衣装が2パターン×6人分展示された部屋があった
・全ての展示室をゆっくり回って1時間ちょうど
・1時間経つと次の入場組の方たちが入ってくるが、引き続き場内に留まることは可能(入れ替え制ではない)
・最後の部屋の出口で係の方から「これより先に進むと引き返すことはできない」旨の説明がある
・最後の部屋を出ると写真撮影スペースがあり、希望するとかしないとか関係なくもれなく全員写真を撮られる(笑)
・係の方にスマホを渡して、V6の写真の前で1人2ポーズまたは2人組で2ポーズの写真を撮ってもらえる(1ポーズ1枚じゃなくて連写してくれる)
・「大阪限定で右手をOKサイン、左手をVサインにして、それを交差させる『V6ポーズ』をスタッフがオススメしています!」と係のお姉さんが教えてくれた(2組に1組くらいはV6ポーズで撮影していた)
・2ポーズの撮影後、V6の写真のみの撮影もしてくれる(これも連写してくれる)
・撮影スペースの先に物販コーナー
・現金決済のみだと思っていたらキャッシュレス決済可能で、私が会計列に並んでいる時は現金決済している人は一人も居なかった。コンサートの物販でも現金以外にキャッシュカード払いに対応していたことはあるけれど、各種電子マネーにも対応していて時代の流れを感じた。

沼落ちブログではないけれど~ジャニーズWESTのコンサートに行ったら3日後にはファンクラブ会員になっていた話~

先日、初めてジャニーズWESTのコンサートに行きました。
その3日後にはジャニーズWESTのファンクラブに入っていました。

こういうのは書き残しておいた方が後々面白かったりするので、誰かに読んでもらうためではなく自分のために書いておきます。

 


【出会い】


私がジャニーズWESTというグループを初めて認識したのは、ジャニーズカウントダウンコンサート2013-2014のテレビ中継を観ていた時です。
突然現れて「ジャニーズWEST4」というグループ名で2014年にデビューしますと宣言した4人の関西ジュニア。
「へー、新しいグループがデビューするんだ。桐山くんと中間くんデビューできるんだ。おめでたいな。重岡くんと小瀧くんはあんまり知らないけど、顔と名前は何となく知ってるから関西で人気のある子なんだろうな」というのが当時の認識です。桐山くんと中間くんは2005年に関ジャニ∞のコンサートに行った時にB.A.D.としてステージで歌っていて、それ以来ずっと気に掛けていたジュニアだったので、特別ファンではなかったけどジュニアとして長年活動してきたことは知っており、デビューが決まってホッとする気持ちがありました。

この時期、ちょうど友人がジュニア情報局に入会していて、「桐山くんと中間くん、デビュー決まって良かったね」「そう言えば2月からあの4人で東京で舞台やるんだよね。どんな感じなんだろうね」「観てみたいよね。チケット申し込んでみようか?」という会話の末に、ファンでもないくせに舞台『なにわ侍 ハローTOKYO!!』を観に行くことにしました。
無事にチケットも取れて楽しみにしていたある日、その舞台の初日に「ジャニーズWESTというグループ名で7人でデビューします」という情報が飛び込んできました。
最近まで知らなかったのですが、ジャニーズWESTの結成日は7人でのデビューを発表したこの日らしく、私はファンでもないくせに結成4日目の彼らを生で観る機会を得ることとなりました。

舞台は楽しく観劇しましたがそれを機にファンになることも無く、「関西ジュニアのファンの人たちは7人でデビューが決まって嬉しいんだろうな」「これから7人で頑張ってね」と、完全に他人事として見届けたような気持ちでした。

 


リトルトーキョーライブとリトルトーキョーライフ】


2014年10月からテレビ東京系で『リトルトーキョーライブ』という番組が開始しました。
Hey! Say! JUMPジャニーズWESTのメンバーが週替わりで数人ずつ登場するハチャメチャ生放送ということで、JUMPファンの私は楽しみに観ていました。
2015年7月からは『リトルトーキョーライフ』という収録番組に変わりましたが、JUMPとWESTが週替わりでレギュラーを務めるという形式は変わらず。番組が終了する2019年9月まで、毎週欠かさずに観ていました。

ファンではないもののデビュー年から5年もの間、2週に1回はWESTが出演するバラエティ番組を観たおかげで、彼ら1人ずつのキャラクター性やメンバー同士の関係性はここで把握しました。
特に、『なにわ侍』を観劇した時は一番印象が薄かった流星くんの株が私の中で爆上がりしたのは『リトルトーキョーライフ』のアルバイト企画でした。どんな仕事にも真面目に向き合う姿に「今までもっとクールな人だと思ってたけど、実はめちゃくちゃ熱い人なんだな。素敵だな」と気付かされました。
(農家のアルバイトで文句ばっかり言ってる濵ちゃんにブチ切れていた流星くんの姿は何年経っても忘れられない。笑)

 


【証拠】


リトルトーキョーライフ』の放送が終了してからはWESTを定期的に見掛ける機会もなくなりました。
そんなある日、音楽番組を観ていたらWESTが出演していて、そこで歌っていた曲に一気に惹き込まれました。その曲が『証拠』でした。

WESTの曲というと重岡くんと桐山くんのボーカルが印象的なのですが、『証拠』は流星くんと神山くんの主演ドラマの主題歌ということもあってか歌い出しが神山くんのソロパートです。そしてAメロは流星くんのソロパート。
それを聴いて「WESTって重岡くんと桐山くん以外も歌上手いんだ。むしろ全員上手くないか?」ということに気付きました。
でも過去にWESTの曲を聴いた時には「上手いのは桐山くんで、声量が飛び抜けているのは重岡くん」という印象だったので、「全員が『上手い』んじゃなくて、全員が『上手くなった』のか」ということに気付かされました。

※追記※
恐らくWESTのファンの方は「桐山くんだけじゃなくて神ちゃんと濵ちゃんも歌上手いよ」って言われると思うし、私も神ちゃんと濵ちゃんは歌が上手いなって『証拠』以前から感じてはいたけど、『なにわ侍』とデビュー曲での歌割りが少なかったこともあり、WESTの歌唱において印象的だったのはずっと重岡くんと桐山くんだったのです。

歌声も楽曲も好きだったので、これはCDを買ってみようと思いCDショップへ足を運びました。
しかしそこで初めて知った事実。「ジャニーズWESTの所属レーベルって、ジャニーズエンタテインメントなのか…!」ということ。
私はどのグループでも「曲を聴きたい」という気持ちでCDを買うのですが、JEは初回盤A・初回盤B・通常盤のそれぞれに違うカップリング曲を収録してくるから、曲を聴きたいだけなのに全形態購入必至です。これがエイベックスだったら、通常盤を買えば今回のシングルに収録されている楽曲を全て楽しめるのに。
ということで、CDショップで『証拠』のCDを目の前にしてもどれを買えば良いか決めかねて、かと言って全形態買うだけの熱意はさすがに無いので「今日のところはやめておこう」と何も買わずに帰ってしまいました。

 


【余談】


ということで『証拠』のCDを買い逃したのが2020年の6月末か7月だったかと思います。(『証拠』の発売日が2020年6月24日なので)
その直後、2020年7月後半に10日ほど暇な期間があり、その暇を潰すために何気なく観たYouTubeをきっかけに私はSnow Manの沼にあっと言う間に転がり落ちることとなるのです。(Twitterの固定ツイート添付画像1枚目参照)

Snow Manを応援しながらも時々「もしあの時『証拠』のCDを買っていたらそのままWESTに興味を持ってCDやDVDを買い漁って、あの暇な期間にはWESTのDVDを観ていたかもしれないな。そうしたらきっと私はSnow Manに出会うことは無かったんだろうな」と思うことがありました。
その度に「どのグループを好きになるかは本当にタイミングの問題なんだなぁ」「きっとジャニーズWESTSnow Manかどちらかにハマる運命があって、あのタイミングではSnow Manだったんだな」と思っていました。

しかしまさかそれから2年経って、「別にどっちかじゃなくて両方応援すればいいんじゃない?」という境地に至るとは思いもよりませんでした。

 


【Hさんの存在】


話変わって。
私には2006年以来親しくさせていただいているHさんというジャニオタ仲間さんが居ます。
嵐ファンの集まるチャットで知り合って、お互いに嵐だけでなくV6のファンクラブにも入っているということで、両グループのコンサートに一緒に行くようになりました。

Hさんとは年齢も近く、ファンとしてのスタンスも似たものがあって、「仲良し」と言うよりは「お互いに敬意を持った関係」を続けてきました。

V6も嵐も「もうお茶の間ファンになってもいいかな」って思ったことが何度もあるんですが、「でもそしたらHさんと一緒にライブに行けないな」って思ってファンを続けられた部分もありました。
V6の解散が発表された時にもご本人たちの決断は受け入れながらも、「嵐が活動休止して、V6も解散してしまったら、もうHさんと一緒にジャニーズのコンサートに行くことも無いのかな」という点においては寂しいなと感じていました。

2021年9月、私にとっての最後のV6のコンサートにHさんと一緒に参加しました。
その時に「Hさんはもうジャニーズは卒業ですか?」と聞いたら、「最近ジャニーズWESTが気になって、ファンクラブに入りました」とのこと。
応援するグループは違ってもジャニーズのグループを応援するという広い意味では同じであることを嬉しく思いました。

 


【WESTコンに行くことになった】


そんなHさんから、ある日突然WESTコンのお誘いが来ました。

Hさんはファンクラブに入ってから1年以上経つもののチケット運に恵まれずに未だに一度も生のWESTに会えていませんでした。
そんな中、2022年春のツアーが大阪のみ追加公演&追加募集が決まったので申し込みたいけど初めてのグループで慣れない大阪遠征は心細いとのことで、もし興味があれば一緒に行かないかと声を掛けてくれたのです。(※にわかは地元民ではないけど大阪でのコンサートは超絶行き慣れている)
興味があるか無いかと聞かれればそんなのあるに決まっているので、二つ返事で一緒に申し込んで欲しいですとお願いしました。

結局この時はご縁が無くてチケットは取れなかったのですが、それからすぐに7月~8月にかけて3大ドームツアーが決まったとの連絡があり、申し込みをお願いしました。
そして5月下旬に当落発表があり、2022年7月31日の名古屋公演に参加できることになったのです。

コンサートに参加できることになったので、取り敢えず予習をしなくてはと思い、ジェイストームのYouTubeチャンネルを観たりレギュラーバラエティ番組を観たりアルバムを2枚ほど買って聴いたりして過ごしました。

ペンライトはあった方が良いだろうと思い、グッズの通販が始まって早々に注文しました。
コンサートではうちわ&ペンライトを持ちたい派なので、公式うちわも買った方が良いかと迷ったのですが、WESTはうちわの柄がメンバーカラーのため会場へ向かう道中でバッグからはみ出た柄を見たら誰のファンか一目瞭然になることに恐れをなして買えませんでした。ファンでもないのにそこまで背負えない。(笑)
結局「やっぱりうちわは持ちたい」ということでネームうちわを自作したので、公式うちわよりもガチ感は出た気がします。(まだ)ファンじゃないのに。

 


【WESTでの推し】


公式うちわを買うか迷ったりネームうちわを作ったりしている時点で、推しを1人選ぶなら誰かは決まっていたということです。
Twitterに書いた通り、藤井流星くんです。

自分でも何でか分からないけど、HさんとLINEでやり取りしている時に「Hさんは誰推しですか~?」と聞いた流れで、聞かれてもいないのに「私は流星くんです」と口走ってしまったのです。

それから約3か月(※Twitterでは1ヵ月って言ったけど確認したら3か月でした)、「私はWESTでは流星くん推し」という意識をしながら今までと同じように『VS魂』や『Johnny's Gaming Room』を観たり、コンサートの予習としてWEST関連の公式YouTubeを観ました。

そうしたら「そう言えば『リトルトーキョーライフ』を観てた時に流星くんのクールだけど真面目で熱いところが好きだって思ったんだったな」と思い出し、2022年の藤井流星も変わらずそういう人であることに改めて気付きました。

2ヵ月ほどかけて「この人のこういうところ、良いな」「好きだな」って気持ちを積み重ねた結果、コンサート1週間前にうちわを作る頃には「うちわ持つなら藤井流星一択!」と心の中で呟きながらあの細かい文字をカッターで切り抜いていました。

 


【星の雨】


コンサート参戦が決まり、いつも通りにSnow ManやJUMPの供給を追ったりTwitterでごちゃごちゃ呟いたりする傍らでWESTの予習を重ねていたある日、ジェイストーム公式YouTubeにて『星の雨』のMVが公開されました。

私は6月の『テレ東音楽祭』でこの曲を初めて聴いた時からめちゃくちゃ好きで、MVの世界観も大好きで、(まだ)ファンでもないのに何度も何度も観ました。
聴く度に感じたのが、『証拠』の時でも上手くなったと思っていた歌がこの2年で更に上手くなっていたことです。特に流星くん。音程の安定性と声量が格段にレベルアップしていました。

『星の雨』のリリース日は2022年8月3日ということで、コンサートに参加した直後のはず。
コンサートに行ってWESTの生歌を聴けるのがとにかく楽しみだし、きっとコンサートに行ったら『星の雨』のCDも買いたくなるんだろうなと思いました。

しかし、YouTubeに公開された『ムーンライト from METOROCK2022 OSAKA』の映像を観たらフェスで歌うWESTを観るのが楽しくて、同動画の概要欄で『星の雨』初回盤Bに「METOROCK2022 OSAKA」の映像が収録されると知るなり予約していました。コンサート参加を待つまでもなく購入が確定しました。

ちなみに、この時点で「この調子でコンサート行ったら結局初回盤Aと通常盤も買ってそうだな」と予感したのですが、発売日を迎えた現在、予想通りの結果となりました。

 


【予習の成果】


デビュー前に『なにわ侍』でジャニーズWESTを初めて観た時のことは正直そんなに覚えていないのですが、「重岡くんがセンターなのは納得」と思ったことだけはよく覚えています。
しかし何をもってそう感じたかは覚えてなくて、むしろその後『リトルトーキョーライブ』でWESTの1人1人のキャラクター性を把握していくごとに「あれ? 重岡くんって実は普通の人では?」という気持ちになりました。
何でも器用にこなすのは神ちゃんだし、奇跡的な笑いを呼んでくるのは濵ちゃんだし、社交性と瞬時の判断力で安心して観ていられるのは桐山くんだし、そんなメンバーの中で重岡くんって普通のことをデカい声で言って面白そうな雰囲気を出している普通の人のような気がしてきました。

だけど、コンサートに行く予習としてジャニーズWESTのパフォーマンスを改めて観たら、「やっぱり重岡くんがセンターなのは納得」「この人、普通どころかめちゃくちゃ天才じゃないか」ということに今更ながら気付きました。
歌が上手いとか楽器ができるとかそういう技術的なところじゃなくて、客席に向けての煽りだったり、ライブシーンでの全力全開なパフォーマンスだったり、伝わってくる『熱さ』がステージに立つ人間として天才的だと感じました。
気が付けば目を引くし、その熱さに巻き込まれる感じ。

 


【そしてナゴヤドーム


コロナ禍のライブということで、声は出せないし一緒に行ったHさんともそんなに話したりできなかったんですが(距離が近いところでは会話を控えて筆談してました)、とにかく楽しかったです。

WESTにとってドームツアーは初めてだと聞いていたけど、「こんなにドームが似合うのに今までアリーナでコンサートやっていたの?」と思ってしまったくらいに広い会場が彼らのパフォーマンスに合っていました。

もっとアーティストっぽい路線なのかなとも思ったのですが、ちゃんと「アイドルのライブ」だったのも好きでした。
アイドルであることにプライド持ってステージに立ってるんだなって感じました。

パフォーマンスも演出も今まで見たこと無い機構装置も全部にワクワクして楽しかったのですが、何よりもジャニーズWESTというグループの気概に心惹かれるものがありました。

予習の段階で重岡くんの天才性については気付いていましたが、彼からファンに向けて放たれる言葉の全てがやはり天才的でした。
あんな言葉、どんなに事前に考えたって出てこない。この空間がこの言葉を自然と生んでいるんだ。
そんな風に感じました。

予習段階で重岡くんのライブにおける煽り言葉で「一緒に行こう。誰一人置いて行かないから」と言うのが凄く良いなと思ったんですが、実際にその言葉を聞くと胸に迫るものがありました。
ごく自然に「私も一緒にそこに行きたい」と思ったのです。

重岡くんの言葉ってどれもこれもその場の勢いに任せて口から飛び出てくるような印象なんだけど、そこに一貫して感じる熱さと優しさと楽しくて堪らないと言うかのような笑顔は、常に彼の中にそういうものが湧き上がり続けているからなんだろうな〜と思ったし、こういう人がセンターだからジャニーズWESTってこういうグループになったんだろうなって感じました。

主に言葉で伝えるのは重岡くんだけど、7人が同じように「メンバーもファンもスタッフさんも、みんなでチームジャニーズWEST」って思っていることが伝わってくるのは、真ん中ででっかい声でそれを言葉にしてくれる人が居ることで育まれた共通認識があるからなんだろうなって思います。

余談ですが、事前に藤井流星ファンとしてのマインドを育成していたおかげで、「最推しメンバーをひたすら目で追い続ける」という私にとっていつものコンサート参戦スタイルで挑んだのですが、もしそうではなく全体を満遍なく観ていたら今頃きっと重岡くんか神山くんにすっ転んでいたと断言できます。
そのくらいにこの2人のライブパフォーマンスは、流星くんを観る横目で観ても素晴らしかったです。(真正面から観てなくてごめん)

更に余談ですが、ひたすら目で追い続けた流星くんはそれはもう非常に素晴らしかったです。
今まで「クール」「真面目」「男前」「カッコつけ」「ぽやぽや天然」「いじられキャラ」な側面は知っていたけど、「藤井流星って可愛いんだ…?!」と気付いてしまったので多分もうダメです。
あのね、私はコンサートで誰よりも最初に駆け出して客席に近付いて手を振るような子のことが好きなんですよ。まさかWESTであなたがそのポジションだなんて思わないじゃない…。(完全敗北)
客席に駆け寄ったり、ぴょこぴょこジャンプしたり、果てはスキップまでされたら心の中で悲鳴を上げるしかありませんでした。
かと思えばイメージ通りの茶色いレンズのティアドロップサングラスなんてかけて出てくるんだよ…。
イメージを裏切らない安心感と今まで知らなかった新しい一面を見せられるときめきで目が離せなくなるのも仕方ないなと思いました。

 


【3日間の迷い】


コンサートに参加して「楽しかった~。また行ける機会があればいいな」と思ったものの、「コンサートに行きたいなら自分でファンクラブに入らなくては」とも思いました。
1回はFC会員の知人に連れて行って貰っていいけど、「誘われて楽しそうだから」ではなく自分の強い意思でコンサートに行きたいのなら自分で年会費を払ってチケットを取るのが私のジャニオタとしてのポリシーだからです。

しかし私は既に4つのファンクラブに加入しています。
ファンクラブ5つはさすがに入り過ぎじゃないか?

長年 嵐とV6とJUMPのファンクラブに入っていた時にも、嵐とJUMPはCDを全形態買うけどV6は基本的には通常盤しか買っていなかったので金銭的に継続できているなと感じていました。(※V6はエイベックスなので通常盤を買えば曲は全部聴けた)
しかしジャニーズWESTの所属レーベルはジャニーズエンタテインメント。曲を聴きたければ全形態買うしかないJEです。(偏見)

今は4つのファンクラブに入っているとは言え、嵐は活動休止中だしトニセンはCDではなく配信で曲を出しているので、CDやDVDを全形態買ってお金を落としているのはJUMPとSnow Manだけです。
とは言えこれでWESTまで全形態CDを買うような応援の仕方をしたら、健全なオタクライフを持続できない気がして仕方がありません。

しかしファンクラブに入りたいと迷うのはコンサートに行きたいからで、コンサートに行くなら知っている曲が多い方が楽しい訳で、それならCDを買うことは切り離せない問題なのです。

そんなことを1日くらい考えたものの、こんなこと考えている時点でファンクラブに入りたいということです。
多分JEじゃなかったら迷わず入会しているところです。

そんな気分で迎えた『星の雨』のフラゲ日。
予約していた初回限定盤Bの特典映像で「METOROCK2022 OSAKA」の映像を観たらあっという間に「やっぱりまたWESTのライブに行きたい。自分でチケット取りたい。10周年コンサートにファンとして参加したい」という気持ちになり、ファンクラブに入ろうと決めました。

※かつて『なにわ侍』のチケットを取ってくれた友人は「○○のコンサート行ってみたいからファンクラブ入って、一回観たら満足したから継続はしない」という『ファンクラブに入るのはコンサートに行くため』と割り切ったタイプのジャニオタなんですが、私は『ファンクラブに入るからには永遠の忠誠を誓う』という重いタイプのジャニオタのため、ファンクラブに入るのは一大事なのでこれだけ迷うのです。ということで、ジャニーズWESTに永遠の忠誠を誓う決意をしてしまいました。

 


【ファンクラブに入ろう】


ファンクラブに入ろうと心は決まったものの、さていつ入るか。
今入っても当分コンサートの申込は無いけど、気持ちが決まってるのに先延ばしにする必要も無いような。
そう言えば8月は流星くんの誕生日があるから、せっかくならそのタイミングで入ろうかな。

……と思ったところで気付くのです。
「あれ? 確か私が参加した前日の公演(7/30)って小瀧くんのお誕生日公演だったんだよね?」

ってことは、今ファンクラブに入れば小瀧くんのバースデー動画を観られるということで、流星くんの誕生日(8/18)を待ってる場合じゃない。

そう気付いてしまってから、取り敢えずHさんに事後報告は嫌だなと思ったので「ファンクラブ入ろうかなって思ってます」と連絡。
Hさんから、WESTのファンクラブはバースデー動画以外にもFC動画が充実しているとの情報とともに「お待ちしてます」って言ってもらったので、意気揚々と申し込み手続き&クレカ決済を済ませました。

ということで、2022年8月3日。
『星の雨』のリリース日にジャニーズWESTのファンクラブ会員になりました。
バンテリンドームナゴヤで初めてジャニーズWESTのコンサートに参加して3日後のことです。

 


【最後に】


Snow Manを好きになった当初「今まで私が好きだったものを積み重ねた先にSnow Manは待っていた」って感じたのですが、振り返ればWESTのファンクラブに入ったこともまた積み重ねの末の必然だったのかもしれません。

Hey! Say! JUMPのファンだったから『リトルトーキョーライブ』『リトルトーキョーライフ』を通じてジャニーズWESTのメンバーをよく知ることができたし、嵐&V6ファンとして交流を重ねてきたHさんの存在があったからコンサートに行く機会を得てアイドルとしてのジャニーズWESTの魅力に気付くことができました。

「推しは移り変わるものではなく増やしていくもの」というスタンスなので、新たに応援するグループが増えてもこれまで応援してきたグループのことも変わらず応援していきます。(何と言っても永遠の忠誠を誓っているので)

私のフォロワーさんはスノ担さんが殆どなのに、ただでさえ最近JUMPちゃんのアルバムリリースが近付いてきてJUMP関連のツイート&リツイートが増えているところに更に別のグループまで増えてしまうので、煩わしく思われる場合はミュートやフォロー解除をしていただけたらと思います。
お付き合いいただける方は引き続き宜しくお願いします。

映画『モエカレはオレンジ色』感想

事前知識は、原作1話を試し読みしたのみ。映画を鑑賞後、原作単行本を現在発売中の最新刊(13巻)まで読み、もう1回映画を鑑賞した後の感想です。

ちなみに、映画としては岩本くんが主演だけど「少女漫画原作をジャニーズ主演で映画化する時のパターンで、事実上の主人公は原作通りだろう」という認識で、最初から萌衣ちゃんを主人公として映画を観ております。

 

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映画『モエカレはオレンジ色』を最初に鑑賞しての感想は、面白かったし後味が良いということでした。映画だけを観ても内容を充分理解できるし、登場人物が誤解やすれ違いでごちゃごちゃすることなく物語が展開していくのも観やすいなと感じました。

少女漫画では女子高校生と大人の男性が恋愛する展開は珍しくないけれど、それを実写化すると「大人に憧れる女子高生は可愛いけど、男性側がそれに応えるのは大人としてどうなの?」という感じがリアルになってしまう気がするんですが、映画の蛯原さんの《萌衣の母親にスーツ姿で挨拶に行く》《学校を卒業するまではダメだと線を引く》という姿勢は大人として誠実だと感じました。「こういうちゃんとした人だから萌衣ちゃんが好きになるのも分かるな」という説得力があったように思います。


2時間弱の映画でヒロインに好意を持つ男性キャラが3人も登場するのは詰め込み過ぎのようにも感じたのですが、これは漫画原作だから人気キャラを出さない訳にはいかないという事情もあるのかなぁと推察しました。

しかし、ヒロインに好意を持つキャラクターが何人登場したところで、萌衣ちゃん自身は蛯原さんしか見ていないので「どっちを選ぶの?!」というハラハラ展開には一切ならないところがとても良かったです。
恋に対しても夢に対しても、誰に何を言われても自分で選んだものから揺るがないのが萌衣ちゃんの魅力だなと思うので。


そういう「良いな」と感じた部分が、映画オリジナルの展開なのか、それとも原作を忠実に再現したものなのかが気になって、映画鑑賞後に原作を読んでみることにしました。


原作を読むと、若干の設定変更が確認できたのですが、萌衣ちゃんの学年に関しては映画の設定の方がしっくりきました。

原作だと中3の冬に父親が亡くなって高1の春に母親の故郷に引っ越してきたことになっているけど、「それなら入学のタイミングで母親の故郷に来れば良かったのでは?」って思ってしまって。でも映画だと萌衣ちゃんは2年生の設定なので(教室前のシーンで『2-1』とクラス表示がありました)、高1の冬に父親が亡くなったなら新学期始まって間もないタイミングでの転校も納得できるなと感じました。

「卒業するまでダメだ」というのも、卒業まで1年半を切っている2年の冬に言われたら待てるけど、1年生でそれを言われたら「この間入学したばっかりなのに卒業なんてずっと先だよ!」って気持ちになりそうだし。


また、原作単行本を読むと実際の消防署に取材に行かれた上でのプチ情報を作者コメントに書いて下さっていて、映画を観て思った「バーベキューの時も誕生会の時も、こんなにみんな揃って休みを合わせられるものなの?」という疑問も解消されました。

消防士さんは基本的に1日置きの24時間勤務ということで、第2小隊のみんなは常に同じ時間に仕事をして同じ時間に休んでいるから、あのシーンでみんな揃っているのは自然なことなのねと。


原作では最初は第1小隊に配属されたけど途中から第2小隊に異動する姫野さんが映画だとずっと第1小隊所属だから、原作踏まえて2回目観ると「何で姫野さんはこの日非番じゃないはずなのにわざわざ面識の無い女子高生の誕生会に来たんだろう?」とか「このシーン、第2小隊が勤務に当たってるってことは姫野さん休みのはずなのに何でずっと消防署に居るんだろう? ワーカーホリックなの?」みたいな気持ちにはなりました。(笑)

姫野さんに関しては、原作では第2小隊異動後のエピソードを第1小隊所属として描かなきゃいけないからこうならざるを得ないんだなぁと思いますが。別に矛盾するほどのことでは無いしまあいいや。


そう言えば、映画化の情報を知った時に「蛯原さんのビジュアルを原作に寄せるつもりが無さそうだけどそれで良いのかな?」と思ったのですが、作者コメントによると原作の蛯原さんの前髪は「少女漫画なので許して下さい」ということなので、実写化にあたって『原作に寄せる』よりも『実際の消防士に寄せる』というビジュアル設定を選んだんだろうなと解釈しました。うん、確かにその方が実写としてリアリティがあります。


漫画原作の実写化は全てのエピソードを再現することはできないので、どのエピソードを選びどういう順番で構成するかが重要だと思っています。
原作をそのままなぞるのではなくて、原作エピソードの取捨選択と構成および原作の世界観を損なわないオリジナルエピソードをいかに時間内にまとめられるかが、漫画原作の実写映画化の成否を分けるポイントかと。

そういう点で考えた時に、映画『モエカレはオレンジ色』はいい実写化映画だなと私は感じました。

(私が初見で「いいな」と思った蛯原さんがスーツで挨拶に来るシーンは原作には無いシーンなんだけど、あれはまさに『原作の世界観を損なわないオリジナルエピソード』でした。初見では蛯原さんの誠実なキャラクター性を感じたし、原作を知った上で観ると「蛯原さんならこのくらいやりそう」という納得感がありました)

 

この映画のキャッチフレーズの一つに「守ってくれる人を好きになりました」というのがあるけれど、映画と原作に触れて思ったのは「守ってくれる人を好きになりました」よりも「守ってくれた人を好きになりました」の方がしっくりくるなということです。
「守ってくれる人を」だと萌衣ちゃんは「これからもずっと蛯原さんに守られたい」と思っているようだけど、「守ってくれた人を」だと「好きになったきっかけは守ってくれたからだけど、守ってくれる人だから好きな訳じゃない」という意味になるからです。

強い大人に守られることで安心感を得て依存するのではなくて、「自分も大切な人を守りたい」と思えるのが萌衣ちゃんの魅力でありこの作品の魅力でもあると思います。

それで言うと、むしろ蛯原さんの方が「お前は俺に守られておけばいい」と頭ごなしに言って、萌衣ちゃんの「私だって蛯原さんを守りたい」という気持ちを尊重してくれないところが子供だなとも感じました。
救命士を志す萌衣ちゃんへの原作蛯原さんの反対っぷりが印象に残り過ぎて、2回目の映画鑑賞時に「映画の蛯原さんはこのくらいで納得したから原作よりは大人だ~」と思ってしまいました。(笑)


この映画の主題歌はSnow Manの『オレンジkiss』です。
1回目の映画鑑賞時にエンディングでこの曲を聴いた時は、「これは蛯原さん目線の歌詞なのか、それとも萌衣ちゃん目線の歌詞なのか、はたまたその両方なのか」ということが気になりました。フルサイズで『オレンジkiss』を聴いたのはこの時が初めてだったので、言葉の意味を全部追えた訳でもなく、その時には結論は出ませんでした。

しかし2回目鑑賞する時には「この曲は萌衣ちゃんの歌だ」と思って聴いていました。
「辛い時に君を思い出すとがんばれてしまう」のは萌衣ちゃんも蛯原さんもきっとそうなんだけど、「どうか君も、そうであってくれますように」と思えるのは萌衣ちゃんだから。

映画のエンディングでは萌衣ちゃんが高校卒業の日を迎えているけど、もしかしたらその直前のシーンから萌衣ちゃんの卒業までの約1年で蛯原さんも『オレンジkiss』の歌詞のように(彼女のことを一方的に守るだけじゃなくて)共に歩んでいくことを願えるような、そういう恋ができるように成長しているという解釈もできるかもしれません。

アクスタを限られたスペースで可愛く安価に飾るための工作

2021年2月14日16:24のツイートより

唐突に思い立ったので、アクスタを飾るコーナーを自作してみました。
低予算でアクスタを可愛くディスプレイしたい方の参考になるかもしれないので、記録に残しておきます。

写真撮りながら作業して1時間かからないくらい。
一番時間が掛かったのは、未開封だったアクスタ8体の開封作業です。(笑)

 

和洋室の一角が空いているので、その壁面にディスプレイコーナーを作ります。

材料は全てセリアで購入。
・ワイヤーラティス 40.5×51.5cm
・かもいフック 2個
・フリークロス 87×42cm
・木製ナチュラルピンチ
・インテリアウッドコレクションケース 14(縦)×19(横)×5(高さ)cm 3個
・スチール粘着フック5P 2個
・マイコレ アクリルキーホルダースタンド 3個

全部で税込1,430円。

アクスタディスプレイの材料


1.かもいフックを鴨居に取り付ける。(使い方は商品の台紙に載ってます。道具不要で簡単です)

 

2.取り付けたかもいフックにワイヤーラティスを引っ掛ける。

 

3.ワイヤーラティスの後ろにフリークロスを木製ピンチで留める。(和室感漂う砂壁をカモフラージュするためなので別に無くても良いです)

 

4.インテリアウッドコレクションケースの裏にスチール粘着フックを2個貼り付ける。(フックの裏面に両面テープが付いています)
この時、貼り付ける位置と向きに注意。(写真参照)

 

アクスタの公式の台座だとコンパクトに飾れないので、今回はアクリルキーホルダースタンドを台座として使用します。
1セットに台座(大)1個・台座(小)2個・トレー1個が入っています。
トレーはタイトなポーズのものなら4つ飾れるけれど、幅広のものは2つしか飾れないので、今回は【台座】を使用します。

【余談】台座にアクスタを差し込んだ時に、製品によって安定しない(ゆるい)時があるのですが、透明ふせんを挟むと安定感が出ます。(Snow Manのアクスタはどれもぴったり安定するのに何故かHey! Say! JUMPのアクスタはどれも微妙にゆるいのは私だけなのか…)

 

5.アクリルキーホルダースタンドの【台座】に飾りたいアクスタの足元を差し込む。
(【台座】にアクスタを差し込んでから裏返した【トレー】に入れると左右に動かなくなり安定しますが、このへんはお好みで)

 

6.5のアクスタを4のインテリアウッドコレクションケースに入れる。(3~4体は入ります)

インテリアウッドコレクションケースの背板とアクスタの間にポストカードや写真を入れても良さそう。何も入れなくても背板自体がコルクボードなのでオシャレ感があります。
(ダイソーにも同じようなサイズ・形状のコレクションケースがありますが、そちらは背板が枠と同色の木製です)

 

7.3で壁に設置したワイヤーラティスに6でアクスタを入れたインテリアウッドコレクションケースを引っ掛けます。
空いたスペースに写真やポストカード等をディスプレイすることもできます。

 

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セリアのワイヤーラティス売場の近くにワイヤーに引っ掛ける用のラック類が販売されているので、それを組み合わせてグッズを飾っても良いかと。(ペン立てにペンライトをさして飾ったり、S字フックでキーホルダーを吊るしたり)
あと、ワイヤーは金属なので、缶バッジの裏に超強力磁石(これも100均で売ってます)を付けたらそのままワイヤーにくっ付けてディスプレイできます。

 

今回は省スペースディスプレイとしてワイヤーラティスをフックで壁面に吊るしましたが、ダイソーの大型店舗に行くとワイヤーラティス用のスタンドがあり、それを使うとフックに引っ掛けなくても机や棚の上に直立させることもできます。

もちろん、ワイヤーに引っ掛けなくても、インテリアウッドコレクションケースに入れて棚に並べるだけでも大丈夫です。(フックで引っ掛けるのと比べて倒れやすくはなりますが)